カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 我家の娘たちもそうですが、どうも最近の若い人は、帰省するのに「長野へ帰る」と言うようです。

 それを聞くと、私メはどうしても違和感があり、即座に訂正をします。
「長野じゃなくて、松本でしょうが!“長野”って言うのなら、長野県か、信州って言わなきゃ、長野市になっちゃうジャン!」
(決して、昔から仲の悪い両市の“南北戦争”故の意見ではありません)
      
 全国紙に「長野・松本」と書いてあって、長野市と松本市双方と理解して読んでいくと、長野県松本市の意味だったりします。
例えば、中村勘三郎の復帰公演となった今年の平成中村座(信州大歌舞伎)が7月に松本で行なわれましたが、それを報じる新聞の見出しに同様の記載があり、最初は、
「へぇ、凄いなぁ。今年は長野と松本の両方でやるんだ。長野には北野文芸座があるからなぁ・・・」
と思えば、さに非ず。長野県松本市の意味でした。
「紛らわしいなぁ、もう!」

 他にも、全国の天気予報で、冬季オリンピック以降「長野」も取り上げられることが多くなったように思いますが、冬は県外の方に「“長野”は雪が降り続いて大変ですね!」と言われることが結構あります。
これが北に寄った長野市の天気なので、県北の豪雪地帯飯山ほどではなくとも、北信の長野地方も日本海側の影響を受けますが、県の真ん中にある松本は北アルプスに遮られていることもあって、どちらかというと太平洋側の影響を受け、冬はそれ程雪も降らず晴天が続きます(寒いですが)・・・なんぞとイチイチ解説しないといけません。

 しかし、若い人たちは「長野」で違和感無いんでしょうかネ?
県庁所在地などと県名が同じ他県の方は、どうされているのでしょうか?
例えば青森県の弘前とか、静岡県の浜松とか、福島県の会津若松とか幾つもありますが、興味がありますね。
「そんなこと、どうでもイイっしょ!」
だから信州人は理屈っぽい!って言われそうですが・・・。

 以前TVを見ていたらタレントの乙葉が登場していて、「私は信州出身なので××」とコメントしていました。
「若いのに、アンタはエライ!」
彼女は、安曇野(北安曇郡の池田町だったかな?)出身。ちゃんと「長野」ではなくて、「信州」を使っていました。うん、こうでなくっちゃ!