カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 10月20日、2016プロ野球ドラフト会議(正式には新人選手選択会議)。
自由競争による契約金高騰を防止するために1965年(近鉄鈴木、巨人堀内投手等が第1回目のドラフト1位だった筈)に導入されたというドラフトですが、TVでの生中継が全国放送されるようになって、以前は確か午前中から行われていた筈が、視聴率狙いか夕方5時からの実施になってしまいました。この時間帯でも会社勤めだと見ることは出来ませんが、今年はリタイアしているので、生まれて初めて生でドラフト会議を視ることが出来ました(但し、TV中継は1位指名のみ。超目玉選手を除けば、本当は下位指名の方が面白いのですが残念ながら中継は無し・・・)。

 ドラフトと云えば、昔は各球団指名の1位選手は垂れ幕の様な紙に墨書きされて貼られ、パリーグの事務局長だった(多分)伊東パンチョさん(大リーグ通の草分け的存在)が司会で指名選手を読み上げていたと記憶しています。今や、さすがに各球団のテーブル上に置かれたノートPCに指名順位毎に入力し、会場の大きなスクリーンに表示される方式です。
今年も事前の予測通り、目玉選手には指名が重複し、クジ引きでの抽選が行われました。トリビア的(もう誰も使いませんが)に云うなら、過去最も指名が多かったのは8球団指名の新日鉄の野茂英雄投手と亜細亜大の小池秀朗投手(但しこの年は入団を拒否して社会人野球へ)で、小池投手は旧信州工業高校出身(その後、武蔵工大二高から現在は東京都市大付属塩尻高校。小池投手も県外から当時の大輪監督を慕って野球留学。因みに、今をときめく広島の菊池選手も同様です)でした。

 アマ時代に実績を残し、前評判の高い1位指名選手が活躍する(その可能性が高い)のは当然です。しかし、ドラフトの一番の興味は、その時には無名で下位指名であっても、入団後の精進で上位指名を凌ぐ活躍をする選手が必ず埋もれていること。ましてや、それがもし育成指名の選手であったならば・・・。それが果たして誰なのか?、ドラフト時点では勿論分からなくても、5年後、10年後にそれが証明されます。例えば育成選手出身では巨人の山口投手が最初の成功例として有名ですが、近年でも2010年のソフトバンクの千賀投手、2013年にはDeNAの砂田投手が育成選手として指名されています。
それが面白くて、週刊ベースボールのドラフト特集号を1997年から毎年買い続けて大切に保管しています(因みに1997年は巨人の高橋監督が指名された年でした)。今年2016ドラフト特集号でちょうど20冊。
 今年の下位指名や育成指名選手の中にも、5年後、或いは10年後に大活躍してチームの中心選手となる逸材が隠れているのかもしれません。みんな頑張って是非“ジャパニーズ・ドリーム”を叶えてください。

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