カネヤマ果樹園 雑記帳<三代目のブログ>

 知り合いの方から、天然のクリタケ(栗茸)をお裾分けで頂戴しました。
クリタケは栗やコナラなど広葉樹の切り株や倒木に生える雑キノコで、ナメコの様にヌメリがなく栗色の傘が特徴です。ナメコの様に株立ちで群生して生えるので、一度見つければたくさん収穫可能なキノコです。出始めの雑キノコがハツタケなら、クリタケはキノコシーズンの終わりの晩秋のキノコなのだそうです。毒キノコのニガクリタケと間違えやすいと云いますが、生で少しかじってもクリタケは苦くないので、もし苦ければニガクリタケ(但し、クリタケも生食では下痢などを引き起こすので、かじっても必ず吐き出すべし)。またニガクリタケはクリタケに比べて黄色っぽいそうです。
以前乗鞍に行った時に、道の駅か直売所で売っていたクリタケを買って、奥さまイチオシのクリタケご飯で食べましたが、大変美味しかった記憶があります。

 今回もクリタケご飯です。家内は、例えば刻んだニンジンやゴボウ、油揚げなどは一切混ぜずにクリタケのみ。でも、これがキノコ本来の味が弱まらず、クリタケのシャキシャキした食感が際立つので、クリタケだけで炊き込むのがシンプルですが一番美味しいと思います。
 この日は、クリタケご飯にサンマの塩焼き。
 「う~ん、日本の秋ですなぁ・・・。」
山と海の恵みを頂きながら、つくづく四季がある日本という国に暮らす幸せを感じます。